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【即戦力外ドラフト】2014年中日ドラゴンズのドラフトを振り返る

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即戦力外ドラフトとは?

即戦力を評して取った選手が尽くでまともに使い物にならなかったドラフトのこと。
主に2014年の中日ドラゴンズのドラフトに対する評価を指す。(Wikipediaより)

ドラゴンズファンの私からすれば、なんとも悲しいネット用語…

しかし、ドラフトは選手を獲得してから5年以上は見守るのが鉄則!今回は2014年ドラフトを振り返って見たいと思います。

DAZN

2014年のドラゴンズはどんなチームだった?

2014年のドラゴンズはキャッチャーの谷繁選手が選手兼任監督して、現場を指揮しながらの戦いを強いられました。チームは2013年以降低迷の一途を辿り、まさに真っ逆さまに転落しているところのシーズンでしたね。

2014年以降のドラゴンズ低迷の原因は?

主力選手の高齢化です。荒木・森野・和田・谷繁といった黄金期のドラゴンズを支えた選手たちが同時に高齢化による成績の低迷化。投手陣もエースの山井選手・守護神の岩瀬選手がそれぞれ36歳・40歳とこちらも高齢。チームの若手選手といえば、現キャプテンの高橋周平選手以外思いつく選手がいないようにな現状でした。

プレーイングマネージャーである谷繁に代わる捕手の存在がなく、打撃陣、投手陣共に崩壊気味であり、ドラフトではすぐに活躍できる選手の獲得が期待されました。

2014年のドラフトで獲得した中日の選手がこちら


(なんj用語集からの引用)

即戦力としての期待が大きく入団した選手達がこちら。

2014年ドラフト当初の寸評

当時のドラゴンズは山﨑康晃(亜細亜大)の1位指名が有力視されていました。しかし、当日になって方針転換、ドラフト1位で野村亮介を単独指名。野村選手は即戦力というよりかは素材型の選手と言われており、当初の方針と真逆。

しかも山崎を最初に指名していれば一本釣り出来たために疑問の声が上がったが、最終的に社会人の有力野手4人を獲得した当時GMの落合博満の手腕を評価する声もあり、この時点では賛否両論でした。

そして迎えた2015年シーズン

そして迎えた2015年、中日ファンの期待は裏切られることになってしまいました。なんとドラ1の野村は新人年の春期キャンプでいきなり右肩痛を発症し3年間のプロ生活では中継ぎとしてわずか3試合に出場にとどまり、練習態度も緩慢であった様子。オフシーズンにタバコを2本加えて、キメ顔の写真が流出したのがファンの心をより遠ざけました。

一方でDeNAに有原航平の外れ1位で入団した山﨑は1年目から守護神に抜擢され新人王に輝く。

2014年ドラフトは全体を見ても大卒、社会人が不作の年であり、1年目から「即戦力」として活躍できたと言えるのは山崎以外には有原、中村奨吾(ロッテ)、高木勇人(巨人)、野間峻祥(広島)、倉本寿彦、石田健大(DeNA)、西野真弘(オリックス)のみ

即戦力路線で指名を行った球団にとっては難しいドラフトだった

その後の2014年ドラフト選手達

与田剛体制になった2019年は一転し、加藤卓馬が中日捕手陣では最多の92試合に出場。遠藤はスタメンこそ少ないものの一度も抹消される事なく1年間一軍帯同し、井領も主力選手一時離脱などで一軍に食い込んだ。また、石川は一軍出場こそ少なかったもののファームで打率・打点の2冠となっており、本職の一塁のレギュラーにビシエドが定着していたドラゴンズでの活躍が厳しくても他球団なら代打での活躍が期待されました。

当初の目的でもあった「即戦力」としては誰一人機能しなかったものの加藤ら一部の選手は遅まきながらプロの水に馴染み、2019年以降は徐々に汚名を返上

一部の活躍する選手とは対照的に、ヘイトを貯めることとなったのはドラフト3位の友永選手。元々は、大島選手よりも活躍するという落合GMの言葉の元、期待を集めて入団した選手。ドラフト1位2位が早々に戦力外&育成選手契約という形で支配から姿を消してしまうと、2018年オフに戦力外通告をされてしまうまで常にドラゴンズファンのヘイトを集めてきました。

残った現役選手はたったの3選手

翌2020年は前年に引き続き加藤・遠藤・井領が開幕一軍を勝ち取り、さらに石川も開幕一軍入りを達成と開幕までは良かったものの石川は度重なる怪我影響し同年限りで戦力外通告。加藤は深刻な打撃不振により木下拓哉に正捕手を奪われ、若い郡司裕也と石橋康太が台頭したことで2021年に加藤翔平との交換トレードでロッテに放出されてしまいました。

また遠藤や井領も、打率2割がやっとの成績しか残せなかった。彼らも一軍では惨たる有り様であり、最後の正念場ではその座をオリックスから移籍した武田健吾に奪われてしまっていいます…

遠藤選手・井領選手のついに戦力外通告

遠藤選手は2021年、一軍出場が全くありません。
対して、井領選手もトレードで加入した加藤翔平選手が1軍に帯同して以降、1軍で出場した機会が全くありません。

二人とも2021年の戦力外を受ける可能性が高い選手です。

2021/10/23更新

遠藤選手も井領選手このオフに戦力外通告を宣告されてしまいました。

2022年以降、残っているのは加藤匠馬捕手のみとなります。

2014年 即戦力外ドラフトと言われた選手達の評価

最悪の評価こそ免れたものの、お世辞にも成功とは言えない評価になりました。同年のヤクルトスワローズのドラフトの方が結果としてはひどい成績をなっているため、12球団のファンの中では、はっきりと目立っては居ないものの、近年失敗ドラフトの代表例には必ず候補に上がってしまっています。

2021年のドラフトは野手の即戦力の選手の獲得が期待されますが、結果がどうなるかは期待と不安が入り混じる気持ちになりますね。

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